履行命令

| 未分類 |

プレゼント04

 

履行命令は、履行勧告と同じく、家庭裁判所の審判や調停での取り決めについて不服があるなどの理由で従わない人に対し、取り決めの履行を促すように家庭裁判所に申し立てる制度です。勧告は、裁判所が相手に対し取り決めに従うよう説得する程度のことですが、命令の場合は正当な理由もないのにこれを無視すると10万円以下の過料が課せられます。

 
申し立ては、家庭裁判所に対して行い印紙代300円が必要となります。裁判所は、相手の言い分を聞いたうえで申し立てが正当であると認めれば、期限を定めて期限内に取り決めを履行せよと命令を発します。金銭的な問題だけではなく、離婚後に親権者が取り決め通りに子供に会わせてくれないなどといった問題でも申し立てることができます。ただ、金銭的な不履行で相手の経済事情が理由である場合、相手は命令を受けても実際の問題として支払うことが難しく、仮に過料を課してもますます支払いにくくなります。そのためか、この申し立ては実際にはあまり行われていません。

 
相手があくまで履行を拒否する場合の強制力は履行勧告と同様に存在しないので、そのときは最後の手段として強制執行の申し立てを検討する方が良いかもしれません。